2022年1月1日。
未受精卵子を凍結するにも、採卵できそうな卵子の数が圧倒的に少なそうだという検査結果を知った私。
まだ採卵はしていないのに、新たな決意をした。
次は絶対受精卵を凍結させる。
この数週間で、診察代、薬代、交通費だけで何十万円というお金が飛んでいった。
往復7時間の移動時間。
採卵のためには、前泊もしなければならない。
生活リズムも変わった。
決まった時間での内服、注射。
通院のための有給休暇取得。
仕事にも支障がでてくるようになった。
こんなにも卵子が採れないのであれば、未受精卵で凍結するより、受精卵にして凍結しておき、少しでも妊娠確率を上げたい。
そう思うようになった。
「年齢分くらい凍結した方がいい」
地元のクリニックで言われた言葉。
年齢分であれば、35個。
今回採れそうな卵子は、1~2個。
今のペースなら、あと何回採卵が必要なんだろう。
考えるだけで、気が遠くなった。
一度決めたら、すぐに行動する私。
次に出てきた悩みは、精子をどうするのか、だ。
普通であれば、初めての採卵結果を待ってから行動するのだろう。
でも、私は待てなかった。
時間がない。
1ヶ月待てば、採卵のチャンスが1回減る。
私にはその1回が惜しかった。
選択肢は二つ。
知り合いから提供を受けるか。
海外の精子バンクを利用するか。
私は、すぐにスマホを手に取った。
「あけましておめでとう。今年もよろしく。明日、東京に行くから、会えないかな?」
