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選択的シングルマザーになるまで⑤|初めての診察

2021年11月。初めての診察。

私が選んだクリニックは、大手クリニック。

初診からオンライン診療を使うことができた。

保険証の確認や、身分証の確認をするために、初診は、ビデオ通話を使ったオンライン診療だった。

画面越しに確認してもらったあと、先生に繋がり、診察が進んでいった。

地元の病院で受けた検査結果を伝え、治療方針を相談していった。

年末年始の採卵であれば、仕事にも支障はでないし、遠方でも通える、と思い、初めての採卵の予約をした。

このとき、まだ精子をどうするか、を決めきれていなかった。

知り合いから提供してもらうのか、海外バンクをつかうのか。

未授精卵子凍結なら、まだ精子は必要ない。

一旦、採卵をしてみて、低AMHがどんなものなのか、自分の身体のことをまず知ってみよう、とも思った。

診察後、契約書類と一緒に、薬と妊娠検査薬が届いた。

初回は、未受精卵の卵子凍結。

生理が始まり、3日目(CD3)、妊娠検査薬を使い、妊娠していないことを確認。

HMGを300、毎日自己注射した。内服は、プロベラ。

12月25日、世の中はクリスマス。

私は、初めて東京のクリニックへ診察を受けに行った。

初めての超音波検査。

「右スモール3つ。左11とスモール1」

何を言っているのかさっぱり分からなかった。


今の私なら解説できる。

「右卵巣に、小さい卵胞が3つ見えています。左には11mmの卵胞と、小さい卵胞が1つ見えています」ということだ。


卵胞の育ち具合を見るために、4日後の29日に再び超音波検査をし、採卵日を確定させる流れになった。

年末年始のため、1日はクリニックが休み。採卵日は31日か、2日になる、との予想を告げられた。

ちなみに、採卵時間は決められており、8:30にクリニック入り。

始発で地元を出ても、間に合わない時間だった。

1週間に3回の上京。

それなのに、採れそうな卵子が最大5つ。

補助金や助成金がない時代だったため、1回目の採卵をする前から、これは続けられないかもしれない、と、心が折れかかっていた。

29日の超音波検査。

25日から28日は、小さな卵胞を育てるために、HMGを450に増やした。

左の11mmだった卵胞が17mmに成長、右は9mmと7mmの2つ。

まだサイズが小さいため、31日に左1つだけなら採卵できる。

それか、左が排卵しても仕方ないが、右2つを全力で育てる。

の2択を与えられた。

低AMHとはわかっていても、初めての採卵で、現状卵胞が3つしかない事に凹んだ。

その上、交通費も往復25000円。片道3時間半もの移動時間。

私が選んだのは、1月2日まで注射を続けて、右2つを育てていくことにした。

こんなに採卵が難しいものだとは。

周りの同級生は、妊娠中だったり、子どもが生まれたばかり、なのに。

私はそこにたどり着くまでにどれだけの時間がかかるのだろうか。

2022年1月1日。

1回目の採卵もまだだったが、あまりにも卵子がとれない現状に、私は新たな決意をしたのだった。

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